当日の模様
小田先生のお話は実技を交えながらのものとなりました。
「スポーツ指導者なら知っておきたい走り方」というテーマで、走りにおいて実はみんなが誤解をしていることを紹介しつつ、実際に自分の身体でその動きを体験してもらいます。いざ聞いた通りにやってみると、皆さん一様に「なるほど」と漏らします。
“屈曲感覚”や“大腰筋”といったキーワードも、講習が終わる頃には自分のなかでしっかり消化していたようです。
大藤先生は、日本一になった2009年のときのお話を軸に、いかに選手たちと一緒に気持ちを高めていくかという講習をしてくれました。印象的だったのは、指導を木に例えて話をしていたところ。根となるのは挨拶や返事、気配りといったこと。幹は競技上で必要な基本のスキル。最後に枝や葉は自主性や積極性といったものとなり、木は完成するのだそうです。このなかで最も大切なのはやはり根の部分。ここがしっかりしなければ、幹も葉も育たない。
「人間性の成長なくして、技術の成長なし」というのが大藤先生のモットーだそうです。
技術的なことも精神的なことも、スポーツ指導にとってどちらも重要です。そして他の競技や指導者たちからも、多くのことを学べるはずです。来夢塾は今後様々な講師を迎え、2回3回と、回を重ねていきます。今回参加できなかったという方も、次回はぜひこの場をご活用ください。
※今回の来夢塾の模様はJLCオンデマンドで公開予定です。