[ジャパンライム通信]

こんにちは$NAME$さん
いつもジャパンライムをご利用いただきありがとうございます
メールマガジン第175号をお送りいたします。

01.特集：部活動を通して社会で活躍できる人になってほしい
02.新作案内
03.NEWS
04.お客様の声

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西関東を代表する伊奈学園高等学校吹奏楽部を率いる宇畑知樹先生。自身も伊奈学園の卒業生で吹奏楽部１期生であり、顧問になって5年目で初めて全国大会出場を果たし、それ以来19回連続で出場しています。現在は200人以上が在籍している吹奏楽部。　そんな吹奏楽部の顧問として宇畑先生が考える、部活動を通した生徒指導について伺いました。

高校卒業後は音大に行く生徒よりそれぞれ自分が希望する進路へ進む生徒がほとんどなので、将来社会に出た時、「部活動をやっていて良かった」と生徒が思えるように、役立つ部活動がしたいと思っています。　コンクールに出て全国大会で金賞を取るためにやっているのではなく、コンクールは目標達成のためにあって、最終的には友達との関係や組織の中で考えたりしながら社会人になるトレーニングをして、社会に出ても頑張れる人になって欲しいと願っています。

アルバイトなら任されたことだけやっていればある程度のお金は稼げますが、社会に出て社員として責任を持たされるということは自ら何か創っていくという立場になります。　その立場になると単に「良い子」では通用しません。小さい頃は「良い子」というのは誉め言葉であったけど、高校を卒業して「良い子」と言われるのは「良い子ちゃん」という意味になりそれは誉め言葉ではないのです。だから、生徒には自分で考えて動けるようになって欲しいと常日頃から話しています。

楽器の練習だけをやるならクラブチームに所属したり、レッスンを受ければいいのです。学校で部活動をやるということは教科書に載っていない部分を学び体験できる、それこそが部活動の本当の意義ではないかと思います。　私は音楽が好きで吹奏楽が好きだから吹奏楽部の顧問になりましたが、ひょっとしたら野球監督をやっていたかもしれません。どんな手段であっても教師が得意な分野で生徒と本気で向き合ってやっていけば生徒は付いてきてくれると信じています。





伊奈学園では個々の音色を大切にしながら1つのまとまったサウンドを作れるのが魅力です。それぞれが使いたい楽器で演奏しても全体として1つのサウンドに聞こえる。それが伊奈サウンドだと思います。　部のスローガンである「音楽しよう！には色々な意味が込められていて、仲間と一緒に音楽すること、音楽に込められた思いを感じること、短い言葉でもそこにはたくさんの意味が詰まっていることを3年間で学びました。

先生は自分たちの考えや意見を尊重して活動させてくれるので伸び伸びと活動できます。例えば練習内容を決める時、現状をメンバーで話し合い決定していく中で先生は必要に応じて自分たちがさらに向上できるようアドバイスをくれるので、日々成長できる練習をすることができました。

自分たちで練習を進めていくなかで上手くいかないことや失敗することがたくさんあり、先生から指摘を受けます。先生は私たちならできるという可能性を信じて指摘していると感じていたので、それに応えるために自分も頑張ろうといつも思っていました。

練習で躓き上手くいかなくて諦めたくなるときが何度もありますが、「諦めなければ必ず花は咲く」という自分たちのモットーを胸に活動してきたから諦めない気持ちや粘り強さを培うことができました。



宇畑先生の思いは生徒の心まで確実に届き、そんな先生の思いに応えるべく生徒は日々仲間と共に練習に励んでいます。全国大会で活躍する裏側には先生と生徒の間に「強い絆」があると感じます。　吹奏楽に限らず他の部活動指導やクラス指導に悩む先生にも通じる部分があるのではないでしょうか。そんな伊奈学園総合高等学校吹奏楽部のDVDは5月頃発売予定です！発売までしばらくお待ちください。