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震災を通して変わったこと、変わらなかったこと
~ わたしの不易流行 ~

宮古第一病院
理学療法士 中村邦人

 3・11(平成23 年3 月11 日 東日本大震災)から2 年が経ち、今や被災地のみならず全国各地において『復興』という視点で日々、様々な変化が起きています。
それは人を取り巻く環境のような部分での大きな変化であったり、あるいは個人の内部で起こるような人知れず、世界には何の影響もないような変化であったりと、多岐に渡るものであると感じています。
今回のフラットぷらっとのメインテーマである『不易流行』という言葉を受け、改めてひとりの人間として、セラピストとしての本質はどのような所にあるのか?また、その中でも今後変化していかなければならない所は?を再考する機会として捉えています。自身が現在の職場に入職してからこれまで、入院・在宅でのリハビリに加え、仮設支援事業や介護予防事業、三陸理学療法研究会と称したボランティア等の院内外での活動を通じ、被災した方々と関わらせて頂きました。
 震災からの2 年間を被災地で日常として過ごす中で変わったこと、それは肝も玉も座っていない私が今回発表の機会を頂いた時、被災地で暮らす自身から「何かを発信したい!」と感じたことに繋がっているかもしれません。また、被災地とは遠い場所に住む方々に対し、何を伝えたいのか?と自問自答を繰り返すのが現状でしたが、それでも地元に、自身に何かを還元出来るのであれば!と感じていることも些細な変化の一つなのかもしれません。
震災後、それでも変わらなかったこと、目を背けたくなるような問題が山積みの被災過疎地域であるのにも関わらず、自身も患者さんも笑っていたということ。つまりそこにも、人と人の交わりとその中で交わされる言動一つ一つからなるTherapy の原点があったように感じています。
当日は活動報告を行い、被災地のこれからを一緒に議論出来ればと思います。

関連動画※動画を見るには
「足と歩きの研究」 1巻 第1回 足の機能解剖 Ⅰ ~足部の臨床的分類と関節運動~ 【1/1】
「皮膚運動学」 1巻 第1回 皮膚の運動特性 【1/1】
「肩関節障害に対する理学療法」 1巻 第1回 肩関節の基礎 その1 ~肩の構造と機能~ 【1/1】