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骨盤帯機能の再考
~姿勢制御の観点~

関西どやさ
慶生会 大今里訪問看護ステーション 巽東出張所
高野暁

片麻痺の利用者さんや腰痛の利用者さんなど、疾患に限らず、高齢者の方々はハムストリ ングスが硬く、殿筋群や梨状筋が使えていない方が多いことに気づく。
こういった方々にハムストリングスのストレッチ、殿筋群の筋力強化を行うことで一時的に は歩きやすさや腰痛が改善するが、持続しないことが多いように思われる。
骨盤帯とは、仙骨・腸骨・坐骨・恥骨・腰椎・大腿骨で構成される。それらの骨で構成され る関節は腰椎椎間関節、仙腸関節、恥骨結合、股関節などである。それらに付着する筋は多 数存在する。
 骨盤帯の付着する筋として、例えば大腰筋の作用は股関節の屈曲である。しかし、抗重力位(姿勢制御の観点)では、
①股関節に対して骨盤・腰椎を乗せておくために重要な筋、
②股関節伸展の制動すなわち重心前方位の制御
③歩行では立脚後期に作用し母趾側にしっかり抜けていく時に作用するなどの機能が考えられる。

姿勢制御の観点に立った筋の作用を考え評価、 治療を行っていかないと、一時的な機能改善に留まり、なかなか、思うようにリハビリが進 んでいかない経験をしてきた。
 今回、姿勢制御の観点に立った骨盤帯の筋機能を再考し、いくつか、効果的なアプローチ を提案したい。

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