2011年にニュージーランドで開催されるラグビーワールドカップ。2007年に開催された大会では観客動員220万人という記録を持ち、FIFAワールドカップ、夏季五輪に次ぐ世界第3位の規模を持つスポーツイベントです。2019年には日本で開催されることも決定しており、今後ますます賑わいを見せていくスポーツになることでしょう。とはいえ、日本では野球、サッカーなどにくらべて、まだマイナーなスポーツとも言えます。お手本となる練習方法もなく、手探り状態で練習を余儀なくされているチームも多いことでしょう。
 今回ご紹介するのは、ラグビー王国ニュージーランドが世界に誇るチーム「クルセーダーズ」のトレーニング環境を徹底解剖した映像です。スピードやパワーを生み出すフィットネストレーニングなどの基礎をはじめ、スクラム、ラン・キャッチ・パスの技術向上、アタックやディフェンス時の実戦での状況判断方法を余すことなく収録。
 「クルセーダーズ」の選手強化やコーチングシステムは、今や多くのコーチがチーム作りの指標として積極的に取り入れています。そして、カンタベリーラグビー協会公認でもあるこの映像はコーチングDVDの決定版といっても過言ではありません。この映像を見ることで充分理解ができ、すぐに実践に取り組むことができる内容となっています。

クルセーダーズ

 世界最高峰のラグビー国際リーグ戦「スーパー12(SUPER 12)」(1996年発足)において優勝5回、準優勝2回。2006年より新たに2チームを加えた「スーパー14(SUPER 14)」では優勝2回。世界的に有名なラグビー王国ニュージーランドが世界に誇るラグビーチーム。世界No.1フランカーのリッチー・マコウ選手(Richie McCaw)、ニュージーランドの至宝ダニエル・カーター選手(Dan Carter)といったスター選手も所属し、オールブラックス(ALL BLACKS/ニュージーランド代表)にも数多くの選手を輩出している。

canterbury
R80

■ 指導・解説
ルーク・ソーンリー(LUKE THORNLEY)/ロブ・ペニー(ROB PENNEY)/デイヴ・ヒューウイット(DAVE HEWETT)/マット・セクストン(MATT SEXTON)/ブレント・フルー(BRENT FREW)/ジェーミー・ハミルトン(JAMIE HAMILTON)/ダリル・ギブソン(DARYL GIBSON)
■ 実技
CRUSADERS(クルセーダーズ)
■ 撮影協力
CANTERBURY RUGBY UNION(カンタベリーラグビー協会)/CRUSADERS(クルセーダーズ)/R80.RUGBY
■ 監修
木村季由(東海大学ラグビー部監督)

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 1987年にニュージーランドとオーストラリアの共催で第1回大会が開催され、4年に1度行われる国際大会。第2回大会からはIRB(International Rugby Board)主催、FIFAワールドカップやオリンピックに次ぐ大きなスポーツイベントとなっている。2007年にフランスで開催された大会では、220万人の観客を動員し、世界規模のテレビ視聴率には42億人がテレビで見たとされる数値が記録されている。優勝国には、ラグビー誕生の瞬間として伝わる、初めてサッカーボールを持って走った少年の名を冠した「ウェブ・エリス・トロフィー」(Webb Ellis Cup)が贈られる。
 現在日本は、記念すべき第1回大会より連続出場しており、IRBワールドランキングでも95カ国中13位となっている。日本代表の監督には、第1回大会でトライ王に輝きニュージーランド代表の優勝に貢献した、JKことジョン・カーワン氏(John James Patric Kirwan)が就任している。