最も注目を浴びるオフェンスをわかりやすく徹底解剖

プリンストン・オフェンスとは? About Princeton offense


ピート・キャリル(Pete Caril)
1967年から1997年の30年間、プリンストン大学でヘッドコーチとして選手の育成に励む。プリンストン大学で指導する間に開発したオフェンスフォーメーション「プリンストン・オフェンス(Princeton offense)」が高く評価される。プリンストン大学指導の後にNBAサクラメントキングスへアシスタントコーチとして加わり、2006年5月まで指導者として鋭意に努める。 また、1997年にバスケットボール界における功績と栄誉が称えられ、バスケットボール殿堂(The Naismith Memorial Basketball Hall of Fame)入りを果たす。
 「プリンストン・オフェンス(Princeton offense)」とは、プリンストン大学でコーチをしていた時代にピート・キャリル氏(後にサクラメント州立大学、NBAサクラメント・キングスでコーチを歴任)が開発したオフェンスフォーメーションのことを言います。
 また、ディフェンスの後ろ側をカットするプレーであるバックドアプレイ(ブラインドカット、バックカット、リバースカットとも言います)を狙いながら、ボールに対して選手全員が規律を守りながらも自由に動き、相手を翻弄し得点を上げる戦術です。選手のレベルや個体差に関係なく、すべてのチームに適したオフェンスというのが大きな特徴です。
 NBAではコーチに就任したピート・キャリル氏がサクラメント・キングスを攻撃的バスケットへ変貌させ強さを発揮し、他にもニュージャージー・ネッツ、ワシントン・ウィザーズ、ヒューストン・ロケッツなどが攻撃のひとつとして取り入れています。
 有名な「トライアングル・オフェンス(Triangle offense)」とは違い日本での知名度はまだ低いですが、トライアングル・オフェンスよりも難しくなく習得できるので有識者やメディアでも取り上げられるなど、今、最も注目を浴びている戦術です。


佐藤久夫コーチ推薦 明成高校 男子バスケットボール部ヘッドコーチ



佐藤久夫(さとう ひさお)
30年間にわたり公立高校でバスケットボール部を指導。その後日本バスケットボール協会強化本部の選任コーチとして、3年間「エンデバー一貫指導構築」に携わる。現在は、仙台大学准教授としてバスケットボールの戦術や技術論そしてコーチ学の専門分野で教鞭をとっている。一方では同法人の朴沢学園明成高等学校において男子バスケットボール部を創部し、4年目であるが全国の強豪校に肩を並べるまでに競技力を高めた。
 バスケットボールがスムーズに上達するためには、理論的な理解度が高まっていくことと、技術の習得を同時に図ることである。元日本代表監督の中村和雄氏絶賛のプリンストンモーションは、チームを作る過程で選手に総合理解を求める題材として最高のビデオである。3種類のオフェンスフロアーポジションから形成されるモーションオフェンスは、それぞれにバックドアプレイを狙いながらディフェンスの対応の仕方によって逆を攻めるような変幻自在に変化していくオフェンスである。センター不在のチームや個人の能力に頼らないチームつくりのヒントになるほかに、アメリカの高校や大学コーチ陣のモーションオフェンスのバイブルになっている。


DVD版ピート・キャリルのプリンストン・オフェンスの概要

 日本ではなかなか知ることのできなかったプリンストン・オフェンス(Princeton offense)を紹介しているのが、このDVD版「ピート・キャリルのプリンストン・オフェンス」です。開発者でもあるピート・キャリル自らがボールを持ち実演、フォーメ-ション図を使用するなどして解説することで意図や動きを理解しやすく魅力的な作品に仕上がっています。4枚のDVDは、フォーメーションの組み立ての理論から入り、プリンストン・オフェンスに必要なパス、ドリブル、シュートの技術などそれぞれの状況下でのフォーメションの動きの説明など丁寧に指導しています。この映像を見ることで充分に理解でき、実践できる内容となっています。

完全日本語吹き替え版! DVD絶賛発売中!

指導・解説/ピート・キャリル(元プリンストン大学コーチ)
協力/サクラメント州立大学(サクラメント・キングス)
制作/フィーバー・リバー・スポーツプロダクション


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サンプル映像
プリンストン・オフェンスの組み立て方
■はじめに
■オフェンスの基礎
■ローポスト・プレー
■オフェンスの実践
■クロスコート
■ワンガードフロント
■スクリーンのテクニック
■ボールから遠い位置でのスクリーン
■ボールから近い位置でのスクリーン
■ガードがバックドアへ移動
■まとめ/最後に一言
プリンストン・オフェンスの組み立て方
■はじめに
■演習の重要性
■ドリブルドリル
■フォワードドリル
■ドライブドリル
■シュートドリル
■ドリルの重要性
プリンストン・オフェンスの組み立て方
■はじめに
■ハイポスト・オフェンス
■ターンアウト・カット
■ドリブル・エントリー
■バックドア・カット
■ハイポストからローポストへ
■サグ・ディフェンスを相手に
■ハイポストのドリル
■最後に
プリンストン・オフェンスの組み立て方
■はじめに
■チン・シリーズ
 (シャッフル・カット)
■チンからUCLAから
 ローポスト・プレーへ
■最後に


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